体験記

『東日本大震災をきっかけに、姑の持病を知ることになって』


横浜に住む私たち家族は、主人の両親と途中同居して10年になります。同居して一年半で義父は他界しましたが、その後の義母との生活は、倫理を学んでいなければ続けられなかったと思うことばかりでした。
中でも、東日本大震災の後に、義母が、『怖くて電車に乗れないので、持病の薬を貰いに行って欲しい』と頼まれた事をきっかけに、母は、『統合失調症』と言う精神疾患であることが分かった時には、ショックでした。

始めの頃、母は、私が、何の病気の薬なのか?疑問に思い尋ねても、母は、口を閉ざし主人もハッキリ言いません。それでは、直接、医師に話を聞こうと、病院に行くと、「同居していても、患者本人の承諾がないと、配偶者にしか教えられません」との事。その旨を母に話して、やっと母に承諾を貰い、病名を知ることが出来たのです。すると、これまでの義母の言動で、許せない!と思っていた出来事は、全て、病のショック症状で、本人は全く覚えていない事を医師より聞かされました。その事が分かると、いつまでも、私が根に持っているのも、意味のないことと、わだかまりを流す事が出来ました。
義母の病を知ってから6年、毎日の生活の中で、ご自分の考えに固執し、被害者意識の強い義母を、受け入れられず、その気持ちをどのように受け入れ、ストレス解消したらよいか、私ばかりがなぜ?と全てを投げ出したくなるときが有りましたが、倫理の学びを手放さない事で、「義母と同居しているから大変」と言う気持ちから、義母のお陰で今の私の生活があることに、やっと気づくことが出来て、ささくれだったギスギスした心が少しは穏やかな心になりつつあります。